「春入千林處々鶯」
はるは せんりんにいる しょしょの うぐいす
春の気配が林という林に充ち 至る所で鶯が鳴いている.
【 参考 】
「春入千林處々花 秋沈満水家々月」
春は千林に入る処々の花、
秋は万水(ばんすい)に沈む家々(かか)の月と『禅林句集』にある。
春にはどこの林や野にも草木が芽吹き花が咲き、
秋にはどこの家にも月は輝き、どこの水にも月は宿る。
このように、目の前の森羅万象すべてに
平等に仏の世界(法性)が行き渡り、
人という人みな仏性のない人はいない、とのこと。
大徳寺 孤篷庵の前住職、小堀卓厳 の一行書になります。
大変貴重です。
定価230,000円の所、100,000円で販売致します。