雲出洞中明
くもいでてとうちゅうあきらかなり
雲がはれて洞中へ光が差し込んで明るく照らすようすで、
雲は煩脳の意で、悟りをひらく境地のことを表しています。
その雲が去れば洞の中に光が差し込み、心の中の雲も
いつかは去る と説いています。
堀内宗心 ホリノウチソウシン
表千家・堀内長生庵前主。1919年京都に生まれる。44年京都帝国大学理学部卒業、同副手。46年2月長兄・幽峯斎宗完死去により長生庵を継ぐ。
同年4月表千家不審菴入門、内弟子として表千家先代・即中斎宗匠に師事。同年12月建仁寺竹田益州老大師より兼中斎の斎号を受ける。
53年十二代堀内宗完を襲名。97年甥の堀内國彦氏が宗完を継ぎ、宗心を名のる。99年表千家家元より的伝を受ける。2015年死去。